竹林:勢力拡大 人手入らず杉、ヒノキを侵食--西毛など /群馬
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2009/03/05/20090305ddlk10040046000c.html
群馬県高崎環境森林事務所では08年11月、安中市西上秋間地域で、竹林が侵入している杉の植林地約1ヘクタールを借り受けて「展示林」を開設、侵入による被害の実態調査や、対策の研究を始めた。
同林は植林から50年を経過し、杉の高さは約20メートル。竹は最高23メートルで、杉に覆いかぶさるように伸びている。1ヘクタール当たり1125本の杉に対し、竹は5250本あり、密生して人が入れないところも多かった。一部の竹を伐採して調べたところ、杉は上部にわずかな葉が残っているだけで、樹勢の回復は難しい状態という。
竹が著しく侵入している森林は、竹林が多い西日本を中心に問題となっている。林野庁による森林資源のサンプリング調査(99~03年度で全国一巡)によると全国で25万ヘクタールに上ると推計される。
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