2010年3月8日月曜日

カシバード表示

基本図などをカシバードに表示してみました。
カシバードは、カシミール3Dというソフトに付属している、地図を立体的に見る機能です。

(1)基盤地図情報(標高)プラグイン マニュアル
http://www.kashmir3d.com/fgddem/
この手順で国土地理院からデータをダウンロード、解凍、変換をする。

(2)表示したいファイルをカシミールにビットマップ地図として表示、キャリブレーションする。
http://www.kashmir3d.com/kash/manual/map_bitm.htm

緯度、経度への換算
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/xy2blf.html
衛星写真のgeotiffについてはtfwファイルを参照。
基本図には座標が入っていると思います。

(3)MAT形式地図
http://www.kashmir3d.com/kash/manual/map_mat.htm
この手順で、ビットマップ地図に標高データを重ねる

(4)カシバード機能で撮影
http://www.kashmir3d.com/kash/manual/bid_haji.htm
説明に従って作業すれば、それほど難しく無かったです。

・基本図


・オルソ化済み衛星写真



・GIS上で衛星写真と林小班界を重ねてからファイル出力したもの






この3つでやってみました。

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衛星写真・基本図については座標が分かっているので、複数ファイルでも問題ないです。
10km×10kmの範囲でも技術的には可能
誤差が心配ですが、)
それ程目新しいものではなく、5年前に既にやっている組織もあるかも知れません。

衛星写真と林班界を重ねたものは、GISの印刷段階でファイル出力しています。
複数ファイルを繋げて広い範囲を表示するには、印刷時のオプションとして緯度経度線を重ね、同じ大きさでトリミングするしかなさそうです。

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■今後の予定

・Oregon用の見やすい地図作り。

・陰影表示(DEM)データは自分で作れるのか。
 自作img地図に要素として付加できるのか。

・基本図のスキャンエリア拡大
 基本図9枚分、(横13.5km縦9km、12,150ha)を2箇所スキャンする
 WGS84のGIS林小班界との誤差チェック。

・ガーミンカスタムマップ機能で基本図を取り込む際、どこまで解像度を落として問題ないのか。
 GPS上でよく使う120m、200m縮尺で色々と試してみる。
 1000ピクセル四方×100枚でどのくらいのエリアが収まるのかの検証

・kmzファイルの使い分け。
 いちいちファイルを転送しないといけないのか、GPS上で表示ON/OFFを選択できるのか。

・GoogleEarthのオーバーレイ機能の追及。
基本図BMPファイルを白黒反転して透過GIFファイルを作ってみました。
白い線しかない状態です。
これをGoogleEarthの衛星写真にオーバーレイすれば、カシバード的に使えるか。
・オーバーレイした状態からkmzで切り抜き、GPSに表示できるか。

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金をかければ本格的なGISなりGPSを導入できるのは当たり前です。
フリーソフトと5万円以下の英語版GPSのみで、どこまで林業に使えるのかという可能性を追求したいと思います。

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