http://www.kashmir3d.com/kash/manual/map_bitm.htm
カシミール3D ビットマップ地図の解説
まずはこれを読んでおくこと。
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(1)大判スキャナで基本図(1/5000)を取り込む。
大判スキャナが無い場合、小さい画像を繋ぎ合わせれば良いでしょう。
むしろ、ある程度小さい画像を繋いだほうが誤差が平均化される気がします。
全体の枚数を確認し、カシミールのルールに従ってファイル名に連番をつけます。
今回はスキャナの仕様により150dpiで白黒tif画像として保存しました。
線の多さにもよりますが、A0版の基本図(4500m×3000mの範囲)でtif形式で1MBほどになります。
(2)tif→BMPに変換
ウィンドウズ標準のペイントで読み込み、BMPで保存します。
カシミールで扱えるBMPは8ビットと16ビット形式なので、256色(8ビット)で保存します。
1枚32MBまでファイルサイズは大きくなります。
(3)傾きの補正とトリミング
E.C. Ver 1.5
http://www3.tokai.or.jp/boxes/leeyes/ec.html
今回はこのフリーソフトを使い、傾きの補正とトリミングを行いました。
もちろん違うソフトでも構いません。
角を2点合わせてスペースキーを押すと傾き補正。
トリミングも範囲設定後にスペースキー。
保存も同じくです。
保存はグレーにしておくと良いでしょう。
スキャナがフラットベッドでない場合、どうしても平行四辺形になってしまうと思いますが、長い辺を優先させ、短い辺の斜めは適当に処理します。
トリミング後で18MBになります。
(4)サイズ調整
カシミールでは複数の画像を1つの地図として扱えますが、同じ大きさで無いと表示した時におかしくなると思われます。
縦横比を無視してサイズの変更が出来るソフトで修正します。
今回はウィンドウズXPであれば標準で搭載されているMicrosoft Photo Editorで縦横比を調整しました。
(5)地図のキャリブレーション
Web版TKY2JGD
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/tky2jgd/
取り込んだ図面(複数枚の場合は全体)の左上と右下の座標を計算し、ビットマップ地図として読み込みます。
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基本図の印刷精度、縦横比の変更を変えたりトリミングすると誤差が出てしまいます。
表示させた基本図と、GISからWGS84で出力した林小班界(赤色)を重ねて表示させて見ましたが、ズレの大きいところでは10~25mありました。
キャリブレーションや図面作成をを煮詰めれば誤差は少なくなると思います。
あと、基本図を繋げる枚数は少ない方が誤差が少なくなります。
この作業はGPSに表示させるための準備です。(次の記事)
現地で地形や植生を見て、紙の基本図と合わせてGPSを使うのであれば、許容される誤差だと思いますがどうでしょうか。
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