素材生産の搬出支障木の調査をしてきました。
雨や雪でぬかるんでいるし寒いしで大変。
もうちょっと気の利いた防寒着と、防水防寒だが鉛筆が持てる手袋が欲しい。
■素材生産の場合
収穫調査の委託(監督)
もしくは直営調査
↓
素材生産(監督)
↓
支障木調査
↓
土場での数量調査の委託(監督)
↓
公売、搬出
■立木販売の場合
収穫調査の委託(監督)
もしくは直営調査
↓
(支障木調査)
↓
搬出後に跡地検査
おおよそこういった流れになります。
土地と立木は国のもの、調査や搬出はそれぞれの事業体と組織が違うので仕方無いのですが、手続きが多すぎないか。
土地・立木の所有と事業実行が同じ組織で、保安林指定を受けていない林なら、もっと話がシンプルだと思う。
例えば社有林での施業。
人工林施業の目的を突き詰めると「植付から伐採まで、成長量を増やす施業をして、少ないコストで利益を多くあげる」という事だと思う。
どこもかしこも保安林指定の網がかかっているので、木を1本伐るのも県知事への協議が必要です。
国有林でも20年前なら、仕事の流れももっとシンプルだったのだろうか。
海外の林業についてはさっぱり分からないが、林業機械や搬出方法、傾斜や路網といった技術的な問題以外にも、小規模所有者や法的規制なども生産性に影響してはいないだろうか。
1 件のコメント:
20年前はもっと大変でした。
国有林は国有財産です。国有林の基本法である「国有林野の管理経営に関する法律」は、法体系上は「国有財産法」の特例法です。したがいまして、国有林の木材販売は、すべからく国有財産の処分としての性格を有することとなり、いささか面倒な手続きとなります。「国有」林である以上、これはどうしようもありません。
一般の企業であれば、企業会計原則のみ留意していればよろしいので、もう少し簡単なのかもしれません。
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