2010年1月14日木曜日

GPSに林班界を表示 2010年1月14日版メモ

何度か書いていますが、自分用にまとめました。
いくつかのアプローチが考えらます。


■地図がベクター化している場合(国有林GISなど)
(1)地図表示可能なガーミンGPS
(vista,legend,60csx,コロラド、オレゴン、ダコタ)
国有林GISの場合、シェープファイルを出力。
GPSMapEdit、cGPSmapperを使ってimgファイルへ変換、sendmapでGPSへ転送。
DBFファイルを書き換えることにより、林小班名のいろは表示も可能(日本語版GPSの場合)
http://forest-news.net/2009/08/post-1465.html


都道府県や事業体では基本図をベクター化していないと思うので、この手法を使うのは難しい。
基本図の画像データをWinTOPOを使ってベクター化し、座標を設定すれば不可能ではないが、手間が非常にかかる。
自分は座標設定で挫折しました。
後述する方法ができたので、無理にベクター化する必要はなくなった。


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(2)etrex ventureに無理矢理表示
http://forest-news.net/2009/07/gisgps-3.html
シェープファイルをGPS TrackMakerでGPX形式に変換
カシミールでGPXを軌跡として読み込み、GPSにアクティブログとして転送。
記録可能な軌跡の上限が5000ポイントであり、4林班分程度のデータが転送の限界なので、手間の割に効果が薄い。


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■紙の地図を使っている場合


(3)カシミール3Dのマップカッタープラグインを使用
(英語版コロラド、オレゴン、ダコタ)
http://www.kashmir3d.com/plugin_manual/mapcutter.html


カシミールで表示可能な地図を作る
・紙の地図をスキャンしてカシミールで座標の調整(キャリブレーション)する
・国有林GISの印刷(ファイル出力)で出した画像を取り込む


マップカッタープラグインでGARMIN/Google KMZ形式のファイルとして出力。
GPSをマスストレージモードとしてパソコンに接続し、ファイルをコピー(ファイルの転送に特別なソフトは不要)


都道府県などで基本図をスキャンし、カシミールを簡易なGISをとして使っている例があるが、そういった事業体にとってこの方法ができた事は非常に大きい。


古地図や地籍図などもカシミール上でキャリブレーションできるのであれば、GPSに転送することが可能だと思われる。
衛星写真、航空写真のGPSへの表示もおそらく可能。


Creating Garmin Custom Maps in Five Easy Steps
http://garmin.blogs.com/softwareupdates/2009/10/creating-and-using-garmin-custom-maps-in-five-easy-steps.html


http://garmin.blogs.com/softwareupdates/trail-tech/
https://forums.garmin.com/showthread.php?t=2646


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岐阜県の大原林産さんのブログより
http://oppara.blogzine.jp/blog/2010/01/post_715f.html


>補助申請をしている方なら(県によって違うのでしょうけれど)おわかりですが、プロットの位置や写真撮影した位置のGPSデータをつけないといけない。


そんな事になっているとは知りませんでした。
改めて考えてみると、県や民有林と国有林との間での情報交流が少ない気がします。


林業GPS 徹底活用術
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881382268/
写真にGPS座標をつける必要があるので、カシミール3Dのデジカメプラグインが多く使われていたのか。


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http://tka.jp/
英語版のGPSを輸入している店の1つです。
Oregon 300 英語版49,800円
Dakota 20 英語版 53,800円


tkaのアウトドア用GPS 徹底比較3 を見る限り、受信性能にそれほど差は無いように見えます。

ネット上の話では60csxが悪条件で強いとの話だったので自分も個人で買いましたが、新しい機種とじっくり比べたことはありません。
コロラド日本語版を借りたことがありますが、受信感度は60csxに比べ若干落ちました。
オレゴンとダコタはタッチパネルの関係で、60csxやetrexに比べ画面がちょっと見えにくいとか。
(60csxは受信アンテナがSiRFstarⅢではなくなるらしいです)



そろそろ年度末。
予算とやる気がある林業事業体があれば、英語版コロラド、オレゴン、ダコタを購入して、紙ベースの地図が表示できるか試して欲しいです。


森林境界明確化促進事業
http://www.rinya.maff.go.jp/j/forester/f_zigyo/20.html
この予算でGPSは買えるのか?


GPS馬鹿一代としては個人で買って試してみたいのですが、SiRFstarⅣという受信チップが今年発売されるので、それを搭載した機種が出回るまで様子見の予定です。
http://forest-news.net/2009/12/csrsirfstariv-gsd4e.html



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