2009年7月27日月曜日

仕事の効率化と情報共有

造林事業を請負に出すと、森林官として監督・検査をしなくてはなりません。
今の署では一太郎版の検査野帳が配られていますが、使いにくい。


表や計算にはエクセルが適しているだろう常識的に考えて、ということで林小班数の多い下刈と歩道刈をエクセル版に変換して計算式を入れてみました。
(エクセル版を作ったのは勤務時間外で、超過勤務も取得していないです。)
改変する可能性を考え、VBAは使わないで、計算式と図形描写のみで作りました。


 


正規の事務連絡ルートを辿るのならば


森林官「監督野帳のエクセル版ありますか?」

署の係長「うちの署にはない。局に聞いてみる」
(面倒な仕事作りやがって)

局の係長「手元には無い。作る予定も無い」
「各署でどうやって使っているか把握していない」
(仕事増やすなよ)
(文句を言わずに配ったものを使ってりゃいいんだよ)


という流れになると思います。


 


職員全員が見られるグループウェアがあるので、掲示板やファイルのアップローダーを使えば、ファイルを共有したり「エクセル版無いですか?」と問いかけたりできる。
しかし、そんな使い方をしている人は、所属している局では誰一人いない。



全国にある森林事務所は1256か所。
(ソースはH18年の行政減量・効率化有識者会議)
http://www.gyoukaku.go.jp/soujinkenhi/chukan_hon.html


使いやすいファイルによって、森林官1人につき30分入力時間を減らせれば、628時間の省力化。
人件費を\2000/h単価とすれば、全国で125万円分のコスト削減効果があります。



他の局や署で、もっと使いやすく効率的な仕事をしていても、それを知ることができない。
(情報を知るポジションに自分がいないだけかもしれないが)
この閉塞感は何とかならないものか。



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