2009年10月20日火曜日

境界巡検のチェック体制

境界巡検を実施し、データを署に出した。
前回のデータより不明標が多いので「確認するけど本当にやった?」と聞かれた。
不明標はコンパスと検縄を使い、鍬で掘ってできるだけ発掘しました。


自分に言わせれば古い巡検結果が怪しいんじゃないだろうか。
ある年度の巡検結果を見ると腐朽・転倒・埋没と書いてあるものが、翌年には完全になっているケースがあった。
チェックしてみると1年間で200本も「完全」状態が増えているケースがあった。
木標の腐朽やコンクリ標や石標の折損・傾倒が、境界杭を埋めなおさないで完全になるわけがない。


木標の設置年度を見ると、昭和41年。
40年も腐らない木標がどれだけあるというのか。


署の担当者は森林官がデータを出してきたら、エラーがないかチェックしていないのか。
エクセルの表なのだから、計算式を作ればそんなに時間がかからずにチェックできる。


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農政局の減反データ捏造ではないが、境界巡検すらできないような職員は問題がある。


境界巡検と地況林況調査はデータが残り、後日現地と合っているかチェック可能な仕事。
他人が見ればすぐに分かる嘘を、なぜつくのか分からない。


10年前までの巡検結果は確認できる。
森林官に聞く前に遡って確認すれば、どちらの情報に信頼性があるのか分かったはず。


個人の業務スキルはそれぞれ違う。
測定業務が苦手な森林官もいるだろうし、エクセルが得意ではない人もいるだろう。
人が少なくなって大変ですが、エラーをチェックする体制を作って欲しいと思います。



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