2009年6月25日木曜日

木質バイオマス発電、燃料の木材不足で3割稼働休止

木質バイオマス発電、3割稼働休止・縮小...燃料の木材不足で
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090624-OYT1T00588.htm


地球温暖化を招く石油や石炭への依存を減らすエネルギー源として期待される木質バイオマス発電施設を運営する事業者の約3割が、燃料の木材不足から稼働を休止したり、縮小したりしていることが24日、読売新聞の調査でわかった。


林野庁が調査を始めた1999年度に12基だった発電施設数は、昨年度までに144基と12倍に増えた。


発電は行わないが木質チップを燃やして熱を発生させるボイラー施設数も、99年度の174基から、08年度は615基に伸びた。


調査は今月、木質バイオマス発電施設を運営する全国73の事業者を対象に実施。56事業者が回答した。
その結果、全体の半数を超える30事業者が燃料が不足していると回答、34%に当たる19事業者が発電の稼働休止をはじめとする措置を取るか、検討中とした。


「全面休止」は岩手、埼玉、広島県の3事業者で、いずれも今年4~5月に稼働停止に追い込まれていた。
国の補助を受けて発電を始めた関東の事業者は、原料不足で稼働率を半分に抑えている。「補助金をもらっている以上、簡単に運転は止められない」という。



0 件のコメント: