2009年7月29日水曜日

今度こそ?値上げ試みる合板メーカー

今度こそ?値上げ試みる合板メーカー
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/column/20090725e1j2301k24.html


針葉樹合板の卸値は現在、指標となる12ミリ厚で1枚620~650円(東京地区、大口需要家渡し)。2年前の直近の高値に比べほぼ半値だ。3月に今年の最安値を付けた後は、いったん落ち着きを取り戻したが、7月に入り相場は再び軟化した。


危機感を抱き動き出したのは、メーカーだった。針葉樹合板大手のあるメーカーは8月受注分からの目標価格を1枚700円に設定した。


極端な安値が見られなくなった、需要家のプレカット工場の稼働率が向上してきた、といった明るい兆しも出てきている。だが、メーカーは「慎重に慎重を期す」として、減産の緩和は見送った。


問屋関係者など流通側には値上げ頓挫を例にあげて今回の値上げ打ち出しに疑心暗鬼になっている向きもある。
価格の低迷から脱出できるかは、逃げ水のような住宅需要の落ち込みに、メーカーの減産が追いつくかがカギになりそうだ。



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