「松くい虫」駆除 賛否両論、解決策なく
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090531ddlk20040066000c.html
上田市は、「松くい虫」駆除のため実施してきた農薬の空中散布を、09年度は見合わせることを決めた。
健康被害の可能性が指摘されたためで、被害を訴える住民からは歓迎の声が上がっている。
だが、林業関係者などの間では、建材のマツやマツタケに再び被害が広がるとの不安は消えない。
上田市内で26日に開かれた市松くい虫防除対策協議会。出席した森林組合関係者や市議は危機感をあらわにした。松くい虫(マツノザイセンチュウ)により枯死したマツは建材として無価値なだけでなく、根元に自生するマツタケにも被害が出かねない。名産のマツタケは、上田地域の大きな収入源の一つだ。
協議会では、予定されていた60ヘクタールの空中散布をやめた場合、10年度から14立方メートル、47立方メートル、140立方メートルと年を追うごとに被害が拡大するとの試算も示された。
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