2009年2月28日土曜日

2020年には森林吸収2割減

2020年には森林吸収2割減 温室ガス中期目標検討委試算
http://www.asahi.com/business/update/0224/TKY200902240299.html

首相官邸>地球温暖化問題に関する懇談会
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/index.html

2020年までに温室効果ガスをどの程度削減すべきかを話し合う中期目標検討委員会が24日開かれ、森林が吸収する二酸化炭素の量が、このままでは20年には2割以上減るとの見通しが示された。
京都議定書に基づく12年までの削減では、日本は約6割を森林吸収分で賄うことにしているが、2013年以降は森林への依存度を少なくしなければならなくなる。

戦後に植林した杉が老齢化し、CO2吸収量が減っていくという。
京都議定書の削減義務である90年比6%の3.8%分は森林吸収を見込んでいるのに対し、現状程度に間伐を進めても20年には90年比で2.9%減、管理する範囲を広げても3.2%減にとどまる。

管理範囲を広げるには、新たな林道整備や労働力が必要になり、追加コストは年間1千億~2600億円にのぼるという。
削減策としては「コストパフォーマンスはよくない」としている。

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↑ここまで引用

FM林という言葉が、森林管理署レベルでも使われるようになってきました。
Forest Management林
適切な森林整備が行われている森林
京都議定書3条4項に規定された森林
といったような意味合いで使われているようです。

森林事務所に降りてきたとある文書には「平成24年末のFM林整備目標面積の達成に向け、間伐等の森林整備を集中的に図る」と書かれています。

林業はC02対策という面以外にも、国内の木材を有効に使うと言う面があります。
個人的には、国有林の間伐材が大量に出荷され、木材が値崩れして民有林の施業も圧迫し、グダグダになる可能性が怖いです。
森林整備もいいですが、川下の消費の事も考えて政策を進めて欲しい。

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