2009年2月26日木曜日

滋賀 木材生産を拡充

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090226-OYT8T00040.htm

 県内には森林組合が10団体あるが、間伐などの森林保全を図るための活動が主で、本格的な木材生産は行われておらず、「技術や設備面で林業の産業基盤は極めて脆弱」だ。
1980年代前半に1000人を超えていた林業従事者は07度末に417人に落ち込んでおり、65歳以上の人は44・6%(07年度末現在)と高齢化も進んでいる。

 また、京都府や福井県の大規模合板工場などから県産材を安定的に供給できないかと打診があったものの、生産体制が整っておらず、対応するのは困難な状況が続いていたという。

 このため、県は09年度から、各森林組合の作業員を対象に木を倒して枝払いなどをするプロセッサーなどの高性能林業機械を取り扱えるよう研修会を開くほか、一定期間機械を貸し出して低コスト化に取り組むモデル地域4か所を選定し、ノウハウを身につけてもらう。また、各組合で後継者指導を行えるよう、技術面や経営面で専門知識を有するプランナーの育成を目指す。

 また、県産材を一元的に出荷する県内拠点がないことから、全国的な木材需要の情報収集や販路開拓、需給調整などを担う流通基地を設け、森林組合や林業従事者をサポートできる体制も整える。

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↑ここまで引用
>ロシアによる関税引き上げなどで外国産材の価格高騰が見込まれ、国産材の需要が増えているといい、県は「チャンスを確実に生かせるよう、体制を整えたい」としている。

ちょっと待った。
http://forester774.blog26.fc2.com/blog-entry-17.html丸太の関税が上がる事を見越して、住友商事が181億円もかけて製材工場を作ろうとしています。

商社にとって価格が上がれば儲け時だし、伐採コストのかかる場所も経費をかけて開拓できるようになる。
林業家の商売感覚は、商社には負けると思う。
そうでなければ、ここまで国産材は落ちぶれていない。

自分は公務員だが、木材と言う商品を扱っている以上、もっと商売人としての視点が必要だと痛感しています。

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