2009年3月12日木曜日

長野 森林税活用事業に意見

森林づくり上伊那地域会議

http://inamai.com/news.php?c=seiji&i=200903111638550000033265

間伐拡大に反発相次ぐ 森林税活用事業
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=13646

森林税の活用方法などを検討する森林づくり上伊那地域会議が11日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、今年度行われた森林整備の実施状況などの報告があった。

長野県は来年度事業として里山での間伐を全県で今年度の2,000ヘクタールから4,000ヘクタールへ倍増する意向だが、委員からは人手不足や材木価格の下落などを理由に「現状をみると来年度、2倍の間伐はとても考えられない」と指摘する声が相次いだ。

集落周辺の里山で機能回復を図るための間伐などを進める「みんなで支える里山整備事業」は当初、8市町村で217ヘクタールを計画していたが、丁寧な作業により作業単価が上がったため171ヘクタールにとどまる見込み。

森林所有の境界線の明確化などを図る「地域で進める里山集約化事業」は、各市町村からの申し込みが相次ぎ、当初予定の集約化面積213ヘクタールを上回る250.8ヘクタールとなる見通しだ。

課題点として▽所有者がどこにいるか分からない▽集約化予算が不足している▽搬出間伐に9割補助が適用されない▽作業員が不足▽材木価格が下落―などを挙げた。

委員からは「材の搬出も補助対象とするべき」「作業路などのインフラ整備も必要」「木材市況の低迷で搬出に歯止めがかかっている」といった指摘があった。

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