2009年5月7日木曜日

山梨 県森林計画 市町村から批判の声

間伐量上乗せ 「机上の空論」 
県森林計画 市町村から批判の声 
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/05/05/3.html


梨県が進めた県内3地域の森林計画見直しで、県が過去5年間の実績とかけ離れた間伐計画量を設定、関係者から「実現性のない数字」と指摘する声が上がっている。


林野庁は間伐計画量について「国内の森林機能を適正に維持するための目標値で、達成を目指す必要がある」と説明。県森林環境部は「実績との差に大きな開きがあることは認識しているが、国の方針もあり、山梨県だけ実績に合わせた量にするのは難しい」としている。


中央市など県内3カ所にある木材市場の木材価格を見ると、昨年4-9月の平均価格はスギ丸太1万1000円、ヒノキ丸太1万9300円で、10年前に比べ、それぞれ35%、33%下落。
早期の回復も見込めないため、県の新計画を基に地元の森林整備計画を策定する市町村からは困惑の声が上がっている。
郡内地域のある市の担当者は「木材価格が上がらなければ、森林所有者が整備しようという気にならない。
目標量を増やして設定しても、実態が伴っていない以上、計画自体が絵に描いたもちになる」と指摘している。



0 件のコメント: