2009年3月2日月曜日

南アルプス 高山植物にシカの食害

高山植物:シカの食害、深刻...希少植物、生態系にも影響--南アルプス
http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2007/06/20070612ddm016040158000c.html

長野、山梨、静岡の3県にまたがる南アルプスで、希少な高山植物がニホンジカの食害などによって壊滅的な状況にあることが、林野庁中部森林管理局(長野市)の調査で分かった。

 同局は昨年8~10月、長野県側の南アルプス北部で尾根や登山道付近を中心に調査した。高山植物へのニホンジカの食害調査は行政機関では初めて。

 ニホンジカによる高山植物の食害は、標高1500~3000メートルと広範囲に及ぶ。クロユリの群生地やヒメバラモミ、タデなどに食害が顕著に見られた。
一方、マルバダケブキやタカネヨモギなど、餌にならない草木は繁茂している

長野県によると、県内の南アルプスでの推計頭数(06年度)は3万300頭で、02年度の約2万頭から急増した。
県は特定鳥獣保護管理計画に基づきシカを捕獲している。
02~05年度の目標数は6700頭だったが、上回ったのは04年度だけだ。

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